PTA役員会は学校で毎月開催されます。
役員の大半はお母さんで、男性は各学年に1名(会長と副会長2名)だけです。
私が会長時の校長先生は、校長として2校目のベテラン先生でした。
とても温厚で、先生というよりも「お母さん」という感じの方です。
校長先生は私に学校内の近況を会うたびに報告してくれます。
どこそこから視察に来たとか、~で誉められたとか、どちらかというと
良い事ばかりです。
そこで、私は校長に次のように注文をつけました。
1.私へは良い事よりも悪い事の報告をして欲しい。
どんな些細な事でもよいから、問題になりそうな事、困った事があったら、
何時でも相談して欲しい。
良い事、嬉しい事は自分達内々で喜んで欲しい。
私を含めPTAへの気遣いは無用である。
2.問題が起こっても、私は子供達や先生の味方であり、保護者や部外者に
説明をしたり、謝ることがあれば何時でも何処でも行く。
3.学校内で何かやりたい事があれば、PTA役員会を経なくても、
即実行して欲しい。
その代わりに全責任は校長がとること。
私もPTA会長として絶対逃げないし、何時でも責任をとる。
(といっても、頭を下げるか、辞めるかだけだけど)
以上をお願いしました。
(後日定年退職した校長先生から、私にこう言われて「すごく気が楽になり、
大きな問題も無く卒業式を迎えられた。」とお礼を言われました。
不動産職人の私としては、仕事上の心構えをそのまま言っただけでしたが。)
早速、校長先生から電話がかかってきました。
1年生のクラスで学校へ来なくなった子がいるとのことです。
いわゆる登校拒否です。
私が報告を受けて言ったのが、「あまりその子に無理をさせないように、
子供は行けるタイミングを見計らっているはずだから、暫く見守ってあげて
下さい。」と、差し障りのない助言をしました。
「会長さん学校へ来なくなったのは生徒ではなく先生なんです。」
「そ、そうですか。」と、後の言葉が出ませんでした。
一般企業でいえば職場放棄です。(公務員はどうだか知りません)
次に夜10時頃の電話です。(何時でも電話はOKと言ってあります)
2年生のクラスのホームルームに、他の教室の生徒がちょっかいを出しに来ていて、
先生が注意をしても止めないから、頬っぺたを叩いて止めさせたとのことです。
(それはよくやってくれました)
その日のうちに学年主任が、保護者に報告と謝罪に行ったそうです。
保護者は、それは自分の子供が悪いと恐縮し、理解をしてくれたそうです。
私は言うことを聞かない子を叩いて言い聞かせるのは当然のことで、
先生は正しい行動をとってくれたと評価しました。
今後も厳しい指導をして欲しい、と要望しました。
それに、学年主任は適切なフォローをしてくれて良かった、と
校長にはお礼を言ったのですが・・・・・
次の日に校長より電話です。
「怒られました。」と、意気消沈の声です。
誰に何で怒られたか聞くと、市の教育委員会だそうです。
すぐに報告したので、誉められても怒られることではない、と
校長も思っていたようです。
詳しく聞いてみると、こういう事でした。
教育委員会にこのことを報告した際に、地元の市会議員の耳に入れたか
と聞かれたそうです。
校長も何で議員さんが関係あるのか聞くと、理由はマスコミ対策とのこと。
先生が生徒に手を上げたというのは、新聞,雑誌のいいネタになりかねないので、
議員に頼んでおけば記事を潰せるとのことです。
「ヒェー、教育委員会とはこういう所なのか」、ビックリすると同時に
怒りがこみ上げてきました。
それは権力者への怒りです。
学校運営や教育の水準を上げる為の教育委員会が、自分達の保身だけの機関じゃないか。
権力者とそれに群がる議員の裏の世界を見たような気がします。
まだまだPTAに関するネタは尽きませんが、折をみて記事にします。
明日の総選挙の投票はいつものように消去法で投票します。